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【心構え】海外赴任で、仕事観・人生観が違う外国人と上手に働く方法。

ポレポレ
ポレポレ
こんにちは、ポレポレです。パリで6年間駐在、某カジュアルファッション企業に勤務しています。

・最近社内に外国人が増えてきたなあ。
・英語話せないし、ついつい避けてしまう。
・上司が外国人の部署もあるし、将来が不安
・今後のキャリアはどうなるんだろう。

楽天・日産・ファーストリテイリングなどの企業で英語公用語化を進めるというニュースが何年も前に話題になりました。
今ではそのようなことが話題にすらならないくらい、グローバルに仕事をすることが日本でも当たり前になりました。
でもそういった変化に適応していない、あるいはそういう変化の外側に止まってしまい不安に思っている人は少なくない気がします。

どんなこともそうですが、わからないことは誰もが不安です。
わかってしまえば不安でなくなります。
なんで外国人と仕事をしなければならないんでしょうか。
企業は生き残るために利益を出す必要があり、顧客を満足させるサービスを提供しなければならないことはどんな企業も同じです。
あなたの企業の顧客が外国人を含む、あるいはこれから市場を海外に拡大しようとしているなら避けて通れません。
それを達成するために、日本人だけでなく外国人とも仕事をしなければならないなら、出来るようにならないといけないですね。

ではどうすればいいのか。
この記事では最低限知っておいてほしい日本人と外国人の違いについて説明します。
これを知らないと必要のない不満・ストレスを抱えることになり、外国人との仕事上手くいきません。

日本人と外国人の考え方はこれだけ違う。

入社時、私は典型的な大学生で一流企業に入ることを目標としていました。
入社後も同期に負けないように誰よりも早く昇格できることを目標にひたすら努力していました。
社長の経営に対する価値観、考え方に強く影響されこともあるでしょう。
しかしパリに赴任してから数年を経て、私の価値観・考え方はすこしづつ変わっていきました。

欧米人は個人の価値を高めることを重視する。

個人の価値を高めるというのは資格を得たりするということよりも、収入を上げたり、社会的地位を高めたり、経験値を上げるための機会を得るということです。
もちろん全員がそうというわけではありませんが、優秀な欧米人は会社に依存せず、個人で生きていく意志が強く、会社を利用するという考え方を持っています。

欧米人は転職は当たり前。転職を繰り返し、地位と給料を高める。

今でこそ日本人で転職する人は増えてきたかもしれませんが、トヨタの社長が終身雇用を維持することは今後困難であるとメディアで発言したのはつい最近です。
欧米では転職が当たり前です。
経験豊富であることの方が市場価値は高いし、20代の頃からバンバン転職して去ってはまた来るといった感じです。

欧米では大卒でも就職は保証されない。

これも大きな理由の一つです。
日本のように学生の就職率が90%を超えるというようなことはなく、よほど高いレベルの大学を卒業しない限りはあまり良い会社に就職できません。
私が勤める会社に入社してくるスタッフに聞くと、しっかり大学も卒業しているのですがアルバイトから始めているのが現実です。

色々な境遇の人たちが同じ環境で競争している。

かつて日本は一億総中流と言われるくらい、誰もが同じような状況を共有することができていました。
島国であるため、日本人以外の人種も限られています。
フランスは多人種国家です。
色々な人種の人たちが色々な国から移住して、パリで勉強に励み、成功を願って競争をしています。
とてつもない裕福な人からとても貧しい人まで本当に様々です。

 

欧米人と一緒に仕事をしていて、露骨に感じるわけではありません。
チームワークも大事にします。
しかし最終的には個人であり、彼らには日本人のように同じ会社に生涯勤め上げようという価値観は一切ありません。
日本人の価値観は個より集団であり、自分のことを主張することはどこか品がないという考え方があります。
どっちが良い悪いではなく、大事なことは価値観が違うことを受け入れ、相手のルールを理解し、それでもチームとして結果を出せるようになることです。

欧米人は人生の考え方が違う。

バカンスは全力で楽しむ。

欧米人は、仕事以上に人生を楽しむことも大事にしています。
ヨーロッパにはバカンスという文化がありますが、家族・恋人と休暇を過ごすことは何よりも大事にしている時間であり、学校や会社の休暇制度も、政府の支援により保証されています。

パリに赴任していた私の同僚は家族を日本に残してきましたが、現地フランス人にとっては非常に理解が難しいことです。
家族よりも仕事を優先しているように見えるからです。
時には非常に重要なミッションを任せられ、自分一人で集中すべき時が人生に一度や二度あるかもしれません。
そうでなければ、家族との時間が何よりも大事ではないかというのが欧米人の考え方ですね。

人生を楽しむために、取得出来る権利はすべて使う。

今でこそ私もこのような考え方を理解し実践していますが、日本ではいまだに有給休暇・産休が取りにくいというのが現実です。
欧米人は取得出来る権利は全て使います。
もちろん悪い例もあります(会社に解雇してもらい、長く失業保険を受ける若者が多い)。
私の友人である弁護士のフランス人ですが、出産と共に会社を辞めてしまい1年間育児に専念、その後すぐに就職先を見つけてしまいました。
彼はそれで終わらず第二子出産後、会社を辞めはしませんでしたが、1年間の育児休暇を取りました。

こういった判断は自分の社会的価値に自信があること、家族の時間は何より大事であるという人生の価値観を持っているからこそできることですね。

欧米人は合理的に考え、仕事をしたい。

日本人は全てを教えてもらわなくても仕事を理解し進めることが出来る。
日本人は説明されなくても期待以上の目標を達成することが出来る。
でもそれは常に正しいことでしょうか。

欧米人は言われたことしかやらない、と否定的な言い方をされることがあります。
それはちょっと正しくないです。
正しく説明されたことを、設定された目標に向かって最短で達成したいだけです。

既に説明したように、欧米人は会社員として仕事を始める最初から、人生を複合的に考えて行動しています。
例えば私の部下はまだ20代前半でアパートを既に所有しているのですが、二軒目の購入を考えていて、週末や休暇時は旅行者に貸したりして収入を得ています。
また別の部下は、会社員として仕事をしながら彼自身のオリジナルの靴下ブランドを立ち上げていて販売もしています。

そういう時間の使い方をしている欧米人には、会社員としての仕事は複数の中の一つであり、必要以上のことをする時間もないし、わざわざ考える時間もないのです。

 

以上、外国人と仕事をしていく上で最も基本的なことを説明しました。
要約すると、

記事のまとめ

・個人の価値を高めることが最優先。
=外国人のモチベーションの維持のためには個人の価値を高める教育・機会を与え続けることが重要。
・人生を楽しむ。
=家族・恋人の時間は最重要であることに理解を示す。というかその姿勢を日本人は学ぶべき。
・二つを達成するために仕事は合理的にしたい。
=達成する目標、やるべき理由、達成するための最善の方法を明確に伝える。

こんな感じです。
それぞれの国々でそれぞれの考え方・価値観があるのであくまで一般論ですが、是非参考にしてください。


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