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【歴史的銘柄】GME(ゲームストップ)の株価は暴騰・乱高下。そもそもどんな企業なのか。

1月27日は歴史的一日?

この日最も注目を集めたGMEのチャートは、翌日1月28日を終えて以下のようになりました。

株価は193.60ドル、前日比‐153.91ドル(‐44.29%)となりました。

 

時系列で見ると、長らく低迷した株価は1月13日の31.4ドル→1月25日の76.79ドルまで上昇、そして1月27日には347ドル、下落した28日には最高値が481ドルというのがこれまでの結果です。

GMEとはどんな企業か

GME(ゲームストップ)は本社を米国テキサス州に構え、1984年創業の以来18か国に約6700を超える店舗を有する、ゲーム販売を業態とする企業としては世界最大の企業です。
今では複数のゲーム小売チェーンからなる集合体で元々は1984年、テキサス州で創業した「Babbage’s」という名前の小売店のようです(YouTubeで見たのですが、当時販売していたセガ・サターンを販売していて、世代としてはとても懐かしい感じです)。
ゲーム産業の拡大とともに業績を伸ばし、1999年には大手書店チェーン「バーンズ&ノーブル(Barnes & Noble)」に2.15億ドルで売却されています。

 

2000年には「GameStop」に名前を変え、one-of-a-kind buy-sell-trade program(下取りプログラム?)を開始しています。
2002年にはニューヨーク証券取引所に株式を上場、それから2年後にバーンズ&ノーブルからスピンオフ、その後M&Aを主軸とする成長戦略を取り、2005年にはEB Gamesと14億ドルで合併し、世界最大のゲーム・リテーラーになっています。
2008年にはMicromania(フランス)を買収しています。

2007年のゲームストップはピーク期に入り、時価総額は一時98億ドルに達し、2013年には店舗数が6,600(15か国)を超えました。

ライアン・コーエンが考える戦略とは。

ライアンコーエンが運営するファンド「RC Ventures」が9%の持株を握り、BlackRockとFidelityについで3番目に大きな株主となったのが2020年8月
そして2021年1月11日、GMEはRyanCohen以外にAlanAttalとJimGrubeの二名を含め3人の新しいディレクターを正式に迎え入れることをホームページ上で発表しました。

 

本格的にゲームストップの経営に参画することになったライアンコーエンは、書簡にて戦略についても説明しています。
まず最初に宣言されているのは、単なる小売チェーンから脱却し、ゲーマーに究極のデジタル体験をもたらすことのできる存在になることに挑戦するというものです。

 

そして次に指摘されているのが上記の3点です。
1.ゲーム産業が急成長しており、2020年における世界市場は1,749億ドル規模だが、2023年までに2,179億ドルに達する。
2.ゲームストップは既に強固なブランド基盤を築いており、『PowerUp』の会員数は5,500万人にも及ぶ。
3.現状マーケットを失ってしまったとしても、確かな戦略をもって成長することが出来れば、再びマーケットリーダーになることが出来る。

今の株価より、ライアンコーエンの経営に注目。

現在のゲームストップの損益です。

 

 

2020年10月期の決算では2020年2月期の売上からほぼ半減し1004Mドル、売上総利益はわずか276Mドル、営業利益は‐63Mドルと赤字に転落しています。

ゲーム業界は間違いなくこれからより巨大なマーケットになっていくことは間違いありませんが、同時にゲームの楽しみ方は多様化し、ストリーミングゲームの隆盛により、そもそもゲーム機もゲームソフトも必要ないという状況になっています。
ゲーム機やゲームソフトの販売のみに依存したビジネスモデルでは、ゲームを開発する企業の商品次第ということになり、また販売自体も開発に時間がかかるため、コンスタントに利益を上げることは困難であることは容易に想像できます。
だからこそ、ライアンコーエンは、究極のデジタル体験をもたらすことのできる存在になることへの挑戦を選んだのは必然です。

現在の株価は、ゲーマーに十分な価値・デジタル経験を提供していないですし、利益も出せていない以上、企業価値を正しく反映しているものとは到底言えません。
今の株価の乱高下を、ライアンコーエンが新しい挑戦によって将来どう語られるべきことに変えていくのか。楽しみに見ていきましょう。

 

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