仕事

【新入社員】仕事を早く上達させるために覚えておきたい3つのこと。

グローバルで競争する時代。

私がパリに赴任したのが2012年、それ以来継続してこちらで勤務しています。
それぞれの企業がどの段階にあるかで異なりますが、私が勤務するグローバル企業は売上が国内の売上を超え、今後も海外事業の売上が伸びていく状況にあるため、海外勤務が約9年という長さになりました。
その間、当初は日本人・フランス人だけだった職場が、今や中国人・韓国人・イタリア人・イギリス人、そしてEUとして定期的にMTをする仲間となると、スウェーデン人・スペイン人・オランダ人など店舗がある国の数だけ、一緒に働く人たちの人種は増えていきます。

入社する当初、確かに期待していた将来でしたし、自分自身が英語・フランス語を話して仕事をすることを想像していたので嬉しい限りですが、時代はまさにグローバル社会であり、タイトルにある通り、昇進していくためには彼らと競争し、上司となるためには彼らの多様性を理解する教養と、圧倒的な仕事の結果が求められます。

終身雇用・年功序列はとうの昔に終わった。

終身雇用・年功序列が全くなくなったわけではありません。
経験が長いほど頼りになり、上司として仕事がしやすいのは事実であることも多いです。
しかし年上・経験が多いからという理由だけで上司になると、同じくらいの割合で職場・チームに悪影響が出るのも事実です。
経験的に言って、言語能力、リーダーシップ、論理的思考能力、思考スピードといった点で部下の模範になれず、チームを牽引できないことが多いと感じます。
そしてグローバル企業ではそういったことが外国人と仕事をする上で大きな弊害となるため、年齢・経験に関わらず、抜擢されることはふごく普通なことなのです。

英語?これからは最低3か国語を話そう。

ヨーロッパ人は学生時代に英語以外にもう一つの外国語を習得するため、私が知る限り多くのヨーロッパ人は3か国語を理解し、ある程度話すこともできます。
それが当たり前であるため、英語を話すことを目標とすることは不十分ですし、2か国語を意識して学んだ方が言語間の違いや語源への理解が深まり、結果的には語学上達を助けると、経験的に感じます。
仕事以外の理由では、より人生が豊かになることが言えます。
ヨーロッパには深い歴史、様々な飲食文化が存在し、世界中からバカンスを楽しむためにヨーロッパを訪れます。
英語を話せばある程度楽しむことができますが、例えばフランスを心から楽しむためにはフランス語を理解する・しないでは雲泥の差があるのです。

仕事を上達させるために必要な、たった3つのこと。

前置きはこれくらいにして、グローバル企業で15年、日本で6年・海外で9年勤務して得た経験から理解した、「仕事の上達法」ことをご紹介したいと思います。

「全体感」をもつために日々学ぶ。

特殊な技術に関わるようなことでなければ、一般的には企業に就職後、部署に所属し、上司・先輩に育成されながら業務を習得していくのが一般的だと思います。
私の場合、店舗運営を主体とするグローバル企業であり、殆どの新入社員が営業部として入社するため、まずは店舗勤務から始め、店長職を習得するのが最初のゴールでした。

どのような企業に就職しても、仕事を上達させるために共通して言える大事なことは、その企業のビジネスを理解し、どのようなサイクル・仕組みをもって日々売上利益を生み出しているのかを理解することです。
最初に任された仕事は小さなことかもしれませんが、日々、会社の「全体感」を捉えようと意識して取り組むか取り組まないかで、雲泥の差が出ます。
何故「全体感」をもつことが重要かというと、あなたのキャリア・ゴールが高ければ高いほど、当然企業のビジネスを深く理解していることが必須であり、入社当初から高い視野をもって日々取り組むことは、あなたがルーチンをこなすことに満足してしまうことから遠ざけてくれるからです。
高い目標をもつ、と言っても良いかもしれませんが、目標設定だけでなく、具体的に準備を続けることの意味の方がより重要であるため、「全体感」を理解することを強く意識してください。
その意識で取り組むと、先輩・上司にする質問の質も変わり、継続することを忘れなければ半年・一年後には周りの同僚と差が出来ていることでしょう。

単に出来るようになるだけでなく、マスターすること。

仕事そのものを覚え、出来るようになり役に立つこと自体、それ程難しいことではありません。
ある程度努力を続ければ、ルーチンとなってこなせるようになるはずです。
大事なことはそこで満足するのではなく、環境が変わっても、同じことができるようになるレベルになることが重要です。
そのためには自分のスキルが「抽象化」され、「普遍化」されたものであることが必要で、そこに到達するためには業務をこなしがら思考錯誤し、高め続ける必要があります。
何故それが重要であるかというと、あなたがいつか先輩・上司として部下を指導するときに、間違いなく必要となるスキルだからです。
キャリアアップを早い段階で成し遂げるということは、若くして部下をもつことを意味します。
もしかしたら年上の部下をもつ可能性があり、経験・場数では劣っているかもしれません。
そういった状況でも自信をもって指導するためには、非常に高いレベルまで思考され、抽象化された方法論で伝える必要があるのです。

役職・環境は重要ではない。

仕事を上達させる方法を伝えておきながら、お伝えしておきたい現実があります。
あなたが早い段階で「全体感」をもち、仕事において「マスター」するレベルまで到達したとしても、上司に恵まれず、機会はすぐにめぐってこないかもしれません。
残念ながら大企業であればあるほど、よくあることなのです。
あなたは期待された新入社員なのかそうでないのか、恐らく入社段階で決まっていることが多いでしょう。
それは企業に限らず、スポーツの世界も同じで、エリートとそうでない人にグループ化され、数年後のキャリアまで検討されていることが一般的です。
一生懸命仕事をしていながら、結果の違いはそれほどないのになぜか同僚が昇格した。
そんなことはよくあることです。

そういったときにもめげず、努力を続けるマインドセットは非常に重要です。
私は今も1店舗で勤務を続けています。
店舗運営を主体とする小売業では、営業社員が優秀であるかどうかは任される店舗・エリア・ブロックの売上金額で判断されます。
そしてエリート社員が多くの社員を差し置いて売上が大きい店舗・旗艦店に抜擢されることはよくあります。
しかし、そういった現実はあるとしても、あなたが会社の全体像を深く理解し、仕事をマスターしているならば、圧倒的な結果が出ることは間違いありません。
そしてその結果は無視できないものになり、あなたは既に仕事のスキルが普遍化・抽象化されているレベルにあるため、圧倒的な結果は大きな売上の店舗に異動しても、同じ結果を出すことでしょう。
その頃には、あなたは幹部候補・役職に抜擢されるかもしれません。
これは全く大げさな話ではありません。
大企業では、エリートを育成する仕組みをもつ一方で、ベストプラクティスを拾い上げ、共有する仕組みが必ず存在します。
仮にあなたが目立たない小さな店舗・部署に勤務しているとしても、必ず結果をアピールするチャンスはあり、抜擢されるときが来ます。
大事なことは、抜擢された後も結果を出し続ける準備が既にできていることなのです。
もしあなたのスキルが普遍化された高いレベルのものでなければ、良い結果は続かず、あなたのキャリアはまた停滞するでしょう。

転職・副業・起業の垣根はもうない。

常に仕事の「全体感」を捉え、スキルの「マスター」を目指し、役職・環境にこだわらず、来るべき日まで強い「マインドセット」で努力を続ければ、あなたが成功する可能性は高まるはずです。

最後にお伝えしたいことです。
既に現代は、転職・副業・起業が当たり前の時代です。
より正確に言えばヨーロッパではずっと前から当たり前のことで、全く目新しいことではありません。
いつかあなたもそういった大きな意思決定をする日が来るかもしれません。
「全体感」も「マスター」も「マインドセット」どれも、転職・副業・起業を成功するためには必要な要素であり、成功している人は必ずこれらを備えています。
激動の時代ですが、強く生き抜くためにどうか意識して取り組んでほしいと思います。

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