投資

【好調決算】デジタルタービン(APPS)はどんなビジネスモデル?今後の株価は。

デジタルタービンとは

デジタルタービン(APPS)が好調決算を発表し、株価は急騰、2月5日現在で88.0ドルまで上昇しました。
昨年もZMを差し置いて最も株価が上昇した銘柄として話題になりましたが(昨年上昇率1348%!)今回も期待を裏切らない決算になりました。
この記事ではデジタルタービンが成功を続ける理由を、ビジネスモデルと決算から見ていきます。

現在デジタルタービンのCEOを務めているのはウィリアム・ストーンで、2014年に前身マンダレイ・デジタルグループのCEOになっています。
それ以前はクアルコムのシニアVPを務めた経歴もあり、これまで30年に渡りモバイル端末領域で豊富な経験とキャリアをもつ人物です。
デジタルタービンのビジネスからも見て取れるようにベライゾンやAT&Tなど大手キャリアとの関係が深いことから、この業界でのキャリアとの関係構築に強みのある人物と言えるでしょう。

これは2020年11月にデジタルタービンがリリースしたプレゼンテーションですが、まずは大まかな事業規模を理解しておきましょう。

①企業パートナーシップ=40社以上
②これまでに全デバイスで供給されたアプリ数=42憶
③デジタルタービンのサービスが搭載されたデバイス=5憶台以上
④毎月の新規デバイス販売台数=2000万台以上

デジタルタービンのビジネスモデルは

デジタルタービンは、大手携帯キャリアやスマートフォンメーカーが販売するスマホにあらかじめインストールされるシステムアプリ=プリインストールを主な事業としています。
ベライゾン・AT&T・Xiaomiといった携帯キャリアと組み、プリインストールしてほしい事業者とマッチングすることで、広告収入につなげて収益化を実現しています。

アップルのiPhoneは「閉じたエコシステム」なので、iPhoneを最初に起動したとき画面に表示されるアプリは決められているため、デジタル・タービンのサービスが入り込む余地はありません。
対照的にアンドロイドは「オープン・エコシステム」なので、そのような縛りはありません。

起動時に「ダイレクト・ツー・デバイス」というサービスが作動し、自動的にアプリがインストールされるのですが、顧客目線では、何百万と存在するアプリを選ばなければならないという手間を省略してくれるという大きなメリットがあります。
企業目線では、もちろん顧客にアプリをダウンロードしてほしいため、この「ダイレクト・ツー・デバイス」を採用することはマーケティングコストの削減にもつながるため、大きなメリットがあるのです。

デジタルタービンのビジネスモデル上、重要なことは一社でも多くの携帯キャリアやスマホメーカーと協業し、プリインストールアプリを入れてもらえるよう交渉することです。
そしてそれが実現すれば、その後は携帯を利用する非常に多くのユーザーを手中に収めることが可能になり、アプリ側の企業とより大きなチャンスと共にマッチングすることが可能になります。

現在、デジタル・タービンのパートナー企業は40社に上ります(サムスン・レノボ・ZTE・LG・TCLなど)。
さらに、ターゲットやウォルマート、ウーバー、リフト、スターバックス、ユーチューブ、アマゾン、アリババ、パンドラ、アメリカン・エキスプレス、バンクオブアメリカなどのブランドも、このアプリ自動インストール・ソフトウェアを利用しています。

米国だけでもAndroidユーザー数は増え続ける見込みで、既に1億人を優に超え、2021年には1.3億人に達すると予想されている。
また前述したようにデジタルタービンがリーチできるデバイス数はすでに5億と、米国全体を大きく上回っている。

超絶決算で株価は高騰!

2月3日、デジタルタービン社はホームページで決算をリリースしました。

2020年12月31日期、売上は88Mドルに到達(YOY146%)、粗利益は37Mドル(粗利益42%)、販管費・研究開発費は例年と変わらない数値となっており、営業利益は20Mドルに達し、大幅黒字を達成しています。

グラフからも見て取れるように、昨年はコロナ銘柄としてブレークスルーし、多くの人々の需要に応えながら業績を大幅に伸ばしました。
ワクチンが開発された後とはいえ、12月31日期も引き続きコロナ需要が続き、業績は絶好調でしたが、果たしてワクチンが普及し始めた2021年も好調な業績が維持できるのかが注目される点です。

今後のチャンス

再度2020年11月にリリースされたプレゼンテーションを見てみましょう。
(今回発表された好決算の理由も、基本的にこれらと同様のアドバンテージの延長戦上にあると言えます)

コロナによる需要増の恩恵を受け、ユーザーがアプリを使用する時間の増加、アプリ上での課金・消費金額の増加、記録的なダウンロード数の増加、アプリのゲーム稼働時間の増加など、あらゆる数値結果が向上しました。
現在のコロナの状況を考えると、翌四半期も好調な決算が予測されます。
しかし、コロナが沈静化した場合、夏以降のデジタルタービンもビジネスがどうなっていくのか。
上記プレゼンテーションにもありますが、私は5Gによる劇的な通信環境の向上とそれによる革命的なアプリサービスの変化が、更なる追い風になる可能性があると考えています。

5Gの導入により、デバイスの増加・新アプリの開発・ユーザー増加=広告収入の増加と相乗効果が生まれれば、これまで以上の市場占有率のアドバンテージが発揮される可能性があるのではないでしょうか。

5G(第五世代移動通信システム)がもたらす変化とは、

高速で大きな容量の通信ができること
②信頼性が高く低遅延の通信ができること
多数の機器に同時に接続ができること

まとめ

決算が発表された2月3日の翌日4日、株価は88.0ドルまで上昇しました。
時価総額は8.3Bドルです。

PER289倍、EPS0.3、今期EPSは384%の伸び率が予測されています。
目標株価に対しては割高の状況なので、今から購入する場合は注意が必要ですが、チャートは非常にいいと思います。

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