ABBV(アッヴィ)の決算はいよいよ2月3日(水)。
今日(2月1日)も株価は微妙ですが、ABBV(アッヴィ)は世界的な研究開発型の医薬品企業です。
先週はGME一連の騒動から市場全体が下落しました。
油断は禁物ですが、今週市場が落ち着くようであれば、好決算が期待される企業は買いのチャンスだと思います。
今回は2月3日決算のABBV(アッヴィ)です。
ABBV(アッヴィ)のビジネスとは
ABBV(以下アッヴィ)は、研究開発型のバイオ医薬品会社です。
リウマチ、胃腸疾患、血液がん、C 型肝炎、HIV、神経障害(パーキンソン病など)
といった難病の解消に取り組む企業としても有名な世界的企業です。
免疫学や腫瘍学分野に主軸を置く医薬品企業で、現在、主力製品であるヒュミラによる利益が全体の利益の過半を占めています。
2013年初頭にアボット・ラボラトリーズから分社化され、最近のアラガンの買収によって女性医学分野での新薬が追加されています。


前述したように、ヒュミラ(HUMIRA)が全体に対して約60%を占める圧倒的な大型商品になっていますが、イムブルビカ(IMBRUVICA)が年々その売上を上げており、第二の収益薬として期待されます。
(ヒュミラは関節リウマチ治療薬、イムブルビカは慢性リンパ性白血病治療薬です)
前回までの決算は
前回までの損益計算書を振り返ります。

収入費合計は増加していますが、四半期毎に売上を伸ばしており、過去5年間で当期利益で赤字に転じたのは2度のみです。
PERは22.4、EPSは4.57、今年のEPS伸び率の予測は42.8%(過去5年間は36.8%という伸び率実績)です。
粗利率68%、営業利益率は28.5%と利益率の高い構造となっており、安定的に利益確保が出来ています。
まとめ
2月1日(月)の株価は102ドルです。
直近では50日平均線を割っており、購入時は見極めが必要です。

研究開発型の医薬品会社なので一見、知識がないと投資しづらい印象があります。
しかし、既に主力商品を複数持ち合わせていること、高い利益率、毎四半期売上を伸ばしている実績、今年のEPS伸び率も明るい見通しです。
目標株価は117ドル前後という見方が多く、現状割安になっているので気になる方は確認してみてください。