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【中国銘柄】中国EV市場のトップ3企業NIO・LiAuto・Xpengの株価と今後のビジネス

NIO・LiAuto・Xpengはどんな企業か

2019年後半から停滞が続いていた中国のEV市場ですが、また勢いをつけ始めた企業があります。
2020年7月末には「LiAuto」、8月末には「Xpeng」が米国でIPOを果たしました。
また2018年に上場した「NIO」今年初めから株価を大きく伸ばしています。
ここではこの3社のビジネス・決算・株価を見つつ、今後の動向を予測していきます。

ビジネスモデルの特徴は

ここでは3社のビジネスについて見ていきましょう。

Xpengは価格を抑えた「中国版テスラ」

Xpengは2014年に、自動車技術とR&Dの専門知識を持つGACグループ元上級幹部であるHenry XiaとHe Tao によって共同設立されました。
最初の支援者にはUCWebの創設者でアリババ元幹部であるHe XiaopengとXiaomiの創設者であるLei Junが含まれていました。
中国や海外の著名な投資家には、アリババ・フォックスコン・IDGキャピタルが含まれています。
Xpenagの代表モデル『P7』は昨年発表され、11月時点で15,000台超の予約が殺到した車種です。
テスラのセダン『モデル3』にかなり酷似し、航続距離など一部スペックではテスラを超えつつ、価格は『モデル3』の25%に留めています。
テスラのような高級路線の車種をリリースしつつ、価格は抑えられているのが特徴です。

LiAutoは「低価格・長距離」を強みとする「EREV」

LiAutoは2015年、自動車情報サイト「Autohome」創業者のLi Xiangによって設立されました。
同社は6人乗りのSUV車両の「Li ONE」を32万8000元(約490万円)で販売しています。 Li Autoは同社の車両をテスラのピュアEVと差別化するため、EREV(エクステンデッド・レンジEV)と呼ばれるシステムを採用している。
このシステムは、バッテリーパックと内燃エンジンの双方から電力を供給する。
TikTokを運営する「ByteDance」や香港市場に上場するフードデリバリーの「美団(Meituan)」などの支援を受けています。
美団の創業者のWang Xing(王興)は2019年からLi Autoの取締役を務めています。

NIOは中国EVの先駆的企業

NIOは2014年11月、William Li氏によって設立されました。
高性能電気自動車の開発に特化しており、EP9は2018年に6分45秒25の最速記録を樹立しており、これは市販の電気自動車の最速ラップタイムです。
2018年9月12日、NIOはニューヨーク証券取引所に上場しました。
「テンセント」は完全子会社の「黄河投資有限公司(Huang River Investment Limited)」を通じ、NIOの米国預託株式(ADS)168万株を1000万ドルで購入しました。
買増し後、テンセントはNIOの普通株式を約1億5900株保有しており、持株比率は15.1%まで上がり、更なる資金援助をしています。

決算はまだまだ赤字

では3社の決算を見てみましょう。

2019年、Xpengは年間売上23憶2100万元(約330憶円)まで伸ばしたものの、コストが26憶9000万かかっており、売上総利益の段階で‐3憶6900万元出てしまっています。
また2020年上期はコロナの影響を受け、前年比18,6%減の10憶元に留まっています。
2019年に戻ると、売上総利益がマイナスの上に販管費11憶6400万元、研究開発費20憶7000万元が加わり、結果、営業利益は‐37憶8000万元と黒字化まではまだまなり遠い状況です。

LiAutoは2020年1‐3月期、売上を8憶5100万元(約126憶円)まで伸ばし、コストはそれよりも低い7憶8300万元、売上総利益は6800万元です。
しかし販管費・研究開発費が加わり、営業利益では‐2憶3400万元とやはり赤字です。

NIOは2020年4‐6月期、それまで売上総利益がマイナスが続いていた中、初めてプラスに転じました。
売上規模もXpeng・LiAutoと比べても一段と大きく37憶1800万元で、コストは34憶500万元、売上総利益は3憶1300万元です。
営業利益は‐11憶6000万元で赤字となっています。

株価とビジネスの今後の動向

ここでは3社のチャートを見ていきましょう。

株を買うとすれば唯一NIOのみか

NIOの株価は好調に右肩上がりが続いています。
コロナの影響を受けながら前四半期から売上を24憶元伸ばし、前年比では200%以上伸ばしたこと、そして初めて売上総利益ではプラスに転じました。
今後、生産拡大によりどれだけ規模のメリットを出してコスト減に繋げていけるかどうかが重要になってきます。
Xpengは売上規模に対して研究開発費などの投資がかなり大きく、アリババを初めとして強力な投資企業があるものの、今後の展開に不安が残ります。

現状EV中国市場をリードしているのはテスラ

2020年上期のテスラの販売台数は、NIOの3,5倍の5万台を記録、市場シェアは21,4%にのぼります。
2019年末に上海にギガファクトリーという巨大な生産拠点の稼働を開始、年間20万台の現地生産が可能となり、輸入コストの削減が可能になりました。
またテスラは今回初めて事業の黒字化に先んじて成功し、株価は度々下降しながらも、今も上昇を続けています。

中国EV市場は世界全体の50%以上を占め、世界でも最も重要で競争が激しい市場です。
Xpeng・LiAuto・NIOがテスラにどう立ち向かっていくのか、今後の動向を注視していきましょう。

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