投資

【バリュー投資の基本】PER・PBR・ROE・配当利回りを覚えよう。

バリュー投資とは

バリュー投資とは株価の割安な銘柄に投資する手法のことです。
株価収益率(PER)株価純資産倍率(PBR)が市場平均より低いことなどを判断基準として投資判断をすることが一般的で、日本語で「割安株投資」ともいいます。
この投資手法で成功した投資家で有名なのがベンジャミン・グラハムデビッド・ドッドウォーレン・バフェットなどです。

Value is Dead.

Bank ok Americaが発表したリポートについて、こちらのサイトがバリュー投資のこれまでのパフォーマンスの悪さについて取り上げています。
「Value is Dead」とショッキングなタイトルで、いかにその投資手法が利益を出してこれなかったかを表現しています。

大統領選挙を前にボラティリティは高まり、これまで好調で且つ決算が良かったGAFAすら株価は下がり、巣もごり銘柄も今は低調気味です。
これまで通りの投資手法・銘柄では利益を残すことはできないと不安な投資家の人は多いでしょう。
選挙が終われば、市場は落ち着きを取り戻し、これまで通りのポートフォリオを維持すればまた勝つことができるかもしれませんが、内心、そこまで確信がある投資家は少ないと思います。

2021年はバリュー投資がくるのか?

バリュー投資は通用せず、今後も駄目だということではありません。
このサイトでは解決策として以下4点を主張しています。

1. “Go small.”(小型株に注目する)

1926年以降、小型株はグロース株を5.5ポイント上回っているのに対し、大型株は3.4ポイントしか上回っていないという過去のデータを引用しています。
特に最近は小型株のパフォーマンスの良さは顕著であると言われています。

2. “Go for quality.”(格付けにより注意を払う)

バリュー・トラップ(割安のようでいてリターンが期待できない銘柄)や衰退産業を避けるために、優良な割安株に焦点を当てるべきだという考えで、金融機関などが発信している格付け情報は今後も重要ですね。

3. “Watch macro conditions.”(マクロ経済を観測する)

トレンドの変化に乗るためには、投資家はマクロ経済の状況をしっかり俯瞰すべきで、ワクチン開発と経済再開は、これまで人気のなかった金融商品を支え、成長性が高く、買われすぎたロックダウン対応の銘柄の含み益に損害を与える可能性が高いと説明しています。
最近、バリュー株のインデックスであるラッセル1000指数が2008年以来のグロース株を上回るパフォーマンスを示したことから、この傾向は明らかだと言えるようです。

ラッセル1000指数
米国のラッセル・インベストメンツが公表する米国の大型株ベンチマークとして利用される指数。
ラツセル3000指数の構成銘柄のうち、時価総額などを基準に上位約1000銘柄で構成される。
時価総額ベースで米国市場の約92%を占め、毎年構成銘柄の入れ替えが行われ、直近の成長企業などが反映される。

4. “Add intangibles.”(無形の資産を加味する)

投資家はバリュー投資の信奉者が好んで使っている「PBR」を使うべきではなく、企業価値を査定する際、今日最も重要な資源の多くを排除してしまうという懸念を示しています。
知的財産、営業権、ブランド価値などが無形資産と呼ばれるものですが、2018年にはS&P 500社の資産の84%が無形資産に属するもので、適切な無形資産の評価なしに投資判断はできないと考えています。

知っておくべき経済指標はまずはこれだけ

インカム・ゲインによって徐々に資産を増やす投資が近年ますます推奨されているので多くの人がそうしていると思いますが(実際私もしています)、キャピタル・ゲインを狙う人にとって、最近の市場(2020年10月末)は非常に難しい状況です。
インカム・ゲインにせよキャピタル・ゲインにせよ、可能ならば誰もが達成したいこと、それは「株を安く買い、高く売る」ことではないでしょうか。
それを達成するために重要かつ基本的な指標となるものがPER・PBR・ROE・配当利回りです。

PERとは

「Price Earnings Ratio」(株価収益率)の略で、今の株価が「1株当たり当期純利益」の何倍の水準にあるかを計算したものです。
株価と会社の利益を比較し、株価が割安かどうかを判断するもので、倍率が低いと割安であるという判断が可能です。
一般的には15倍前後が一つの指標になりますがセクターによって異なります。
株価は未来のビジネスを想定して動くので、当期純利益は予想値を使って計算します。

PER=株価÷1株当たりの(予想)当期純利益

言い換えると、PERは1株当たりの利益を株価で割った値であるため、株を購入するために支払った金額を回収するための年数と捉えることも可能です。

PBRとは

「Price Book-value Ratio」(株価純資産倍率)の略で、株価が1株当たりの純資産(残余財産)の何倍の水準にあるかを計算したものです。
一般的にPBRが1倍以下であると割安だと判断され、株価が1株当たり純資産より低い状態です。
言い換えれば、仮に現時点で企業が解散した場合、株主が純資産から受け取れる金額が株価より高いことを意味します。

PBR=株価÷1株当たり純資産

企業によって年度毎の利益変動が大きかったりするとPERは大きく変動したり、そもそも赤字であると計算できないため、そういう場合は現在企業が既に所有している財産を評価する「ストック」型のPBRを併用することで、より冷静に企業価値を判断することが可能です。

ROEとは

「Return On Equity」(自己資本当期純利益率)の略で、自己資本をもとにどれくらいの利益を生み出すことができているかを判断する指標です。
企業の収益力を(効率性)を判断する際、金額の大きさでは真の収益力は判断できないため、企業規模にとらわれず、「自己資本に対する当期純利益率の割合」によって測ろうとする方法です。

ROE=(当期純利益÷自己資本)×100

配当利回りとは

配当利回りは、配当金により年間で株価に対して何%の現金収入を得ることができるかを表したものです。

こ配当利回り(%)=(1株当たり予想配当金÷株価)×100

例えば、株価1000円・1株当たり予想配当金50円の場合、配当利回りは5%となり、仮に配当金が普遍の場合、20年間で元本回収となります。
配当利回りが高いと多くの配当金をもらえることを意味するため、株価は割安ということが言えます。

2021年が来る前にしておくべきこと

上で紹介した4つの指標を使って判断すれば、「安く買って高く売る」ことができそうですが、市場のトレンドなどによって想定通りに行かないことは頻繁にあります。
(マネックス証券管理画面より)

私が所有する一部の米株銘柄一覧ですが、例えばEV自動車のTSLAはPER761倍で完全に異常値ですし、ROEも5%と標準値の10%以下で、優良企業と言われる20%から程遠い水準です。
コロナ銘柄としては最も有名で大成功したZMですが、PER573倍PBRは何と107倍です(しかしROEは23,6%と、高水準)。
GAFAと一括りにされることが多いですが、FBはPER29倍PBR6,3倍ROE23,9%と、他の銘柄に比べるとはるかに安定した銘柄に見えてしまいますね。
こういった異常値とも言える数値でも、コロナ発生から9月にかけて多少の浮き沈みはありながらも、多くの投資家がこういった銘柄に積極的に投資してキャピタル・ゲインを得てきたと思います。
市場のトレンドをつかみ、重要なイベントをおさえながら、ときには果敢に投資することが重要なのは事実だと思います。

話をバリュー投資に戻すと、経験上、小型株を分析し、コツコツと仕込み、きっかけとなるニュースを待つまでのプロセスはとても地味で、ときにはかなり長い期間待つこともあります。
しかし、同時にある日急騰する銘柄を見たときに、何故こんな良い銘柄に今まで気づかなかったのだろうと、悔しい思いをすることも多々あります。

大統領選が終わり結果を見守る投資家が多い中、今後コロナ状況と経済支援策が大きなターニングポイントになると予想されます。
しかし、これまでのような巣ごもり銘柄やGAFAの勢いが疑わしくなってきたのも事実です。
これまでの好調銘柄にも注意を払い投資はしつつも、2021年前にバリュー投資銘柄を今からリサーチしておくことは決して無駄ではないと思います。
常に次の手を考えて行動しておいた方が結果的にはリスクオフになりますからね。

そのためには証券会社が提供するスクリーニング機能が欠かせません。
多くの証券会社がありますし、気に入ったものを使えば問題ないと思いますが、私は長年マネックス証券を使っています。
マネックスの「銘柄スカウター」を使えば様々なスクリーニングが可能で、米株版・中国株版の両方があり、取り扱い銘柄も多く、私は中国銘柄のリサーチに銘柄スカウターをかなり重宝しています。
また仮想通貨も購入できるようになったため、マネックスだけでほぼ全ての投資ができます。
いずれにせよ何を使うかより、何に投資するかが大事ですので、既に口座をもっている人は気にすることはないかと思います。
それでは次回、具体的に小型株を見ていきたいと思います。

マネックス証券

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