投資

【カナダ銘柄】ショッピファイ(SHOP)の今後のビジネスと株価。

ショッピファイはどんな会社か

皆さん、ショッピファイを知っていますか?
投資をしている方はもちろん知っていると思います。
私のフランス人の友人はショッピファイのプラットフォームを利用してECビジネスを独自に展開していて、かなりの売上を出しています。
また会社の同僚も副業でありながらジュエリーを販売していていたり、私の身近に既に何人もいます。
ショッピファイを一言でいうと、「スモールビジネスに必要なバックオフィス業務を統合するソリューション・プラットフォーム」ということになります。
この記事では投資対象としてのショッピファイがどんな企業なのかを見ていきます。

Shopifyは2004年9月、Tobias Lütke氏(以下トビアス・ルケ)が創業したカナダのオタワに本社をおくテクノロジー企業です。
2006年に「誰でも簡単にオンラインストアが作れてしまうサービス」としてShopifyをリリースしました。
ルケ氏は2008年まではCTO(最高技術責任者)でしたが、それ以降はCEO(最高経営責任者)を務めています。
そしてカナダ発のスタートアップ企業として順調に拡大を続け、2015年にトロントとニューヨーク証券取引所への同時上場を果たしています。

ルケ氏は幼少のころはかなりのゲーマーだったようで、自らゲームを自作したりもしていたようです。
成人となりスノボをしていたことから、ECサイトでスノボを販売することを思い立ち、Snow Devilというサイトを自ら立ち上げました。

Javaをあまり好きになれないでいたルケ氏がのめりこんで使ったのが「Ruby」というプログラム言語のフレームワークである「Ruby on Rails」でした。
自身のサイトの立ち上げや「Ruby on Rails」にのめりこんだりしていた経験から、ECサイトを立ち上げるためのソフト自体の販売ができるのではないかというアイディアを思いついて開発を始めたのが、Shopifyの始まりでした。

何故ショッピファイのビジネスモデルは最強なのか

ショッピファイはECビジネスのノウハウのない企業向けに、ウェブサイト作成・在庫管理・決済・配送までを、独自のシステムで効率よく運営できるサービスを提供しています。

アマゾンはショッピングモールのような存在ですが、ショッピファイは 各企業のEC サイト構築を支援する陰の存在、モール自体であるわけではありません。
せどりのような副業経験のある人ならわかると思いますが、アマゾンやイーベイのような巨大プラットフォームでは、ネットショップを出すというより「出品」ができるだけであって、そのショップの個性(差別化戦略)を出すなどといったことはほぼ不可能です。
それに比べてショッピファイで作ったECサイトは、はるかに柔軟なカスタマイズが可能なのです。

アカウントを作成すれば、管理画面上でEC サイトの作成・運営ができるので、サーバやネットワークの管理といった負担から完全に解放されます。
そして利用料金も安く、商品力があって差別化戦略がとれるゴディバ、ネスレ等のような大企業は実際にショッピファイを利用しています(導入企業は既に 100 万社超)。

新型コロナに伴う外出制限や小売店の営業停止を受けてECビジネスへのシフトが加速し、同社サービスへのニーズが急激に高まりました。
コロナ銘柄として昨年から一気にブレークスルーした企業の1つです。

Shopifyの2つの収益モデルは、「Subscription(定期課金)」「Merchandise(販売手数料)」の2つで構成されています。
サブスクリプションは売上の発生有無に関わらず、ユーザーから課金されます。
マーチャンダイズは販売の増減に合わせて課金される決済手数料です。
マーケティングによってよりユーザーを増やし、販売支援などサービスを向上させることによって各ユーザーの販売増加を促進する。
そのサイクルを回すことによって、サブスクリプションとマーチャンダイズ両方の収益を伸ばすことができます。

EC売上ではアマゾンに次ぐ米国第二位の規模になっています。
これから更なる成長を見せ、どれだけアマゾンに近づくことができるのか楽しみですね。

決算を振り返る

過去の損益計算書を見ます。

2020年3月期までは赤字でしたが6月期以降、黒字に転じました。
9月期、売上は767Mドル、粗利益は405Mドル(粗利率52%)です。
売上は2019‐2020年同第3四半期を比較すると+96%と爆発的に増加しています。

売上原価率は48%前後、マーケティング費用が33%前後、研究開発が20%前後、一般管理費が10%前後となっています。
ユーザー獲得のために事業開始から積極的な投資をしてきたように見えますが、売上増加率と比較してマーケティング費・研究開発費の増加は抑制されており、結果的に全体のコスト比率は改善傾向です。

まとめ

2月16日(火)、株価は1474ドル、時価総額は178.4Bドルです。
上値抵抗線をはるかに超え、株価は更に上昇しました。

PERは928倍、EPSは1.57、昨年の株価上昇率は173%です。
目標株価は1230ドルなので現在は割高と言えます。
決算は2月17日です。
好調決算は容易に期待できるとは思いますが、PERはかなり高い状況です。
チャートは非常によいですが、まだ持っていない人は決算を見てから検討してよいと思います。

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